2012年06月27日

オオゴマダラ

ハーレー鉦が鳴ったら 梅雨が明けるって言いますが
今年はぴしゃりでしたね
ハーリーの起源と思われる昔話は↓
屈原
というわけで 顧客の皆様、お待たせいたしました
というかお待たせしております
しばしお待ちを・・


さて、植木屋は自然に優しい人ってイメージありますか?
我々のフィールドは主に庭
そもそも庭はそこにない樹を持ってきたり
自然界ではありえない形に剪定したり
石を置いたり コンクリートで囲ったりと
やっていることは全然自然にやさしくありません
人のエゴを表現しているようなものです
おまけに 樹に虫がついたりすると
消毒と称して 大量に殺生したりもします
ホウオウボククチバやキオビエダシャクなど
大量発生するものだと一気に数千匹を殺したりもします
立派に育った樹だって邪魔だと言われれば
気が進まなくたって切ったりもします

最近仕事で オオゴマダラの食草である
ホウライカガミを撤去しました
きっといるだろうなぁと思いながらとりかかると
やはりいました たくさんの幼虫が
オオゴマダラの幼虫は嫌いな人が見たら
卒倒するレベルのいでたちなので写真は載せません
自然に厳しい植木屋まえだまめですが
後ろめたさや 気の毒感がないわけではありません
そこで、終齢を迎えていそうな幼虫数匹と
ホウライカガミの蔓をいくらか持って帰って
様子を見ていたところ

オオゴマダラ
今日の時点で さなぎになった4匹のうち
3匹は飛び立ちました
もう一匹も明日羽化すると思います

オオゴマダラは卒倒しそうに不気味な幼虫
メタリックなさなぎと特徴がありますが
なんといっても 成虫の飛び方
でも、あえて詳しくは書きません
一言で表現すると・・遊びを感じる飛び方
オオゴマダラ以外でこんな飛び方するチョウ
私は見たことがありません

食草であるホウライカガミを植えている人が
けっこういるようで最近では街中でもオオゴマダラは
よく見かけます
最初に見たときの印象 覚えていますか?
私のように「何じゃこの飛び方!」って思った人
どれくらいいるんでしょうね
目にしていても 何とも思わないって人、意外と多そうです
誰かに(これがオオゴマダラってチョウで・・など)説明される前の
初見の第一印象
このときに感じるものって重要だと思います

オオゴマダラ
↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
オオゴマダラ
自然に厳しいまえだまめが
自然ではありえない形に剪定した リュウキュウコクタン
見れば見るほどありえません


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Posted by まえだまめ at 22:32│Comments(1)生き物たち
 
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